買取相場表
※買取相場表の価格はルース(裸石)の状態での、カラーストーン(色石)買取相場となります。
ジュエリー、宝飾品として枠にセットされている場合、製品として枠の評価や、脇石の評価、デザイン及び作りについての評価などを総合的に査定いたします。
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ブラジル産 パライバトルマリン(加熱/無処理)買取相場表
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最終更新日 2021年12月21日
モザンビーク産 パライバトルマリン(加熱/無処理)買取相場表
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1.0ct | 円 | 円 | 円 | 円 | 円 |
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最終更新日 2021年12月21日
査定評価の基準
1. パライバトルマリンの品質評価
パライバトルマリンは「カラー」「クラリティ・透明度」「テリ・輝き」を総合的に評価します。
その中でも重要なのは「カラー」です。
パライバトルマリンの色相は、緑青、青緑、緑、青、および青紫ですが、その中で評価の高い色相はより緑味の少ない緑青〜青〜青紫です。
また、ネオンカラーと呼ばれる彩度と明度のより高い石の評価が高くなります。
次に「クラリティ・透明度」は、よりインクルージョンが少なく、透明度の高い石が高い評価となります。
しかし実際には、パライバトルマリンは比較的インクルージョンの多い宝石です。
特に色の良いものほど、インクルージョンも多くなる傾向にあります。
そのため、ある程度のインクルージョンは仕方がないものとして、その量や種類、位置などが石の美観を損ねるものでないかが重要になります。
「テリ・輝き」は、最適なバランスでカットされ、より強い輝きを持つ石が高い評価となります。
2. パライバトルマリンの処理について
パライバトルマリンは一般的に色の改善を目的として加熱処理されることが多い宝石です。
そのため、パライバトルマリンの加熱処理については査定評価でマイナス評価とはなりません。
また、非加熱/無処理のままで市場に出されるパライバトルマリンはより高い評価となります。
しかし、パライバトルマリンの処理についての鑑別はとても難易度が高く、ほとんどの鑑別機関では判定ができないのが現状です。
他には透明度の改善を目的とした含浸処理が施されることがあります。
エメラルドでは一般的な処理ですが、パライバトルマリンについては一般的に行われることが少ない処理です。
そのため、査定評価においては、含浸処理されたパライバトルマリンはマイナス評価となります。
3. パライバトルマリンの産地について
パライバトルマリンの産地は、ブラジル、モザンビーク、ナイジェリアとなっています。
1980年代終盤に発見されたブラジル産のパライバトルマリンは、その際立ったネオンブルーとグリーンで、宝石界に衝撃を与えてきました。
しかしその産出量は極端に少なく、すぐに枯渇してしまったため、ブラジル産のパライバトルマリンの希少性は極めて高く、現在はプレミア価格で取引されています。
2000年に入りアフリカ東部、ナイジェリアそしてモザンビークでの新たな発見により、この希少なパライバトルマリンの存続性のある商業的産地が、もっと多くの素材を市場に供給する可能性が出てきました。
モザンビーク産のパライバトルマリンの中には、ブラジル産の上質なものに近い品質の石が産出されることもありますが、その多くは色合いは淡く、透明度の高い石が多い傾向にあります。
産地ごとの査定評価とては、ブラジル産のほうがモザンビーク産に比べて圧倒的に高い評価となります。
パライバトルマリンについてもっと詳しく知りたい方へ